1993年に発足したJリーグは、今年で32年目を迎えた。
現在はJ1、J2、J3の各カテゴリーごとに20チーム、計60チームで編成されている。
そうしたなか、フジテレビ系列の『ジャンクSPORTS』で、Jリーガーたちの勝利給が話題になっていた。
J1とJ2で通算600試合以上に出場した元日本代表GK南雄太は、「J1だと50~60万円、1試合勝つと、ある程度の平均。J2だと10万円、一番下(のカテゴリー)だと3万円とか、もっと下とか」とコメント。
J1では試合に勝つごとに50万円ほどの勝利ボーナスが出るそう(選手ひとりずつに)。また、J2からJ1に昇格するためのプレーオフでクラブが行った『ニンジン作戦』も暴露していた。
南も所属していた横浜FCは、J1昇格をかけた2018年のJ2プレーオフで、ゴールを決めた選手は1点ごとに100万円のボーナスを出すことにしたとか。
「チームが勝つことより、点とることばっかりに。(引き分けでも昇格できたのにゴールを)とりたいからボールキープとか一切しないで、すぐにシュートを打っちゃう。お金しかない、頭のなかに。(ニンジン作戦も)考え物だなと。
ロスタイムに失点して、その年はダメだったんです。FWのやつがシュートを打ったんです、それが(相手の)ゴールキックになって、飛んできたのをクリアしたのがコーナーキックになって、そこから失点して。
(時間稼ぎすればよかったのに)普通にゴリゴリいってシュートを打って後ろからしたらビックリです、何やってんだと」
司会を務めるお笑いコンビ千鳥のノブさんも「むやみなシュートさえなければ!?」と反応していた。
横浜FCは、翌年のJ2最終節でJ1昇格を決めたが、南によれば、「勝利給100万円、ゴールしたら100万円、無失点なら100万円」というボーナスが約束されていたとか。
そのため、決めれば100万円がゲットできるPKは、味方同士の争奪戦になったそうで、千鳥の大悟さんは「最後の最後にチーム崩壊しとるがな(笑)」と突っ込んでいた。
勝利給は試合に出た選手に支給されるのが一般的だが、ベンチ入りすれば、貰えるチームもあるとか。