
現在マンチェスター・シティで苦戦しているジョゼップ・グアルディオラ監督。これまで世界各国のクラブで頂点を極めていた指揮官であるが、コーチとしてのキャリアで初めての解任の危機に瀕していると言われる。
今回はそのジョゼップ・グアルディオラ監督の下で「1試合だけしか起用されなかった」名選手を『GMS』からご紹介する。
ジョー・ハート
グアルディオラの下でプレーしたクラブ:マンチェスター・シティ
マンチェスター・シティで長年守護神を担ってきたイングランド代表GKジョー・ハートは、グアルディオラ監督の就任によってそのキャリアを大きく揺るがされることになった。
ティキ・タカスタイルを求めたグアルディオラ監督は古巣のバルセロナからクラウディオ・ブラボを引き抜き、ハートをリザーブへと降格させた。そしてチャンピオンズリーグ予選のステアウア・ブカレスト戦で起用したあと、一度もピッチに出されることはなかった。
サミル・ナスリ

グアルディオラの下でプレーしたクラブ:マンチェスター・シティ
マルセイユとアーセナルで若くして世界有数の司令塔として知られるようになったフランス人選手。自由奔放なスタイルでマンチェスター・シティ移籍後も活躍したが、グアルディオラ監督就任時はやや衰退傾向にもあった。
結局彼はウェストハム・ユナイテッド戦で15分だけ起用されたあと戦力外の扱いとなり、2016-17シーズンにセビージャへとローン移籍し、翌年の夏に退団している。
セルジ・ゴメス

グアルディオラの下でプレーしたクラブ:バルセロナ
2010年8月、セルジ・ゴメスはスペイン・スーペルコパのセビージャ戦でバルセロナでのデビューを飾った。当時はまだユース所属のままであったため、それからトップチームに呼ばれることはなかった。
しかし彼はその後ラ・リーガで大きな成功を収める。セルタ、セビージャ、そしてエスパニョールで300試合以上に出場しており、カタルーニャ選抜チームにも招集されるなどトップクラスの実績を残している。
ジョナタン・ソリアーノ

グアルディオラの下でプレーしたクラブ:バルセロナ
エスパニョールの下部組織でゴールを量産し、2009年にバルセロナへとやってきたジョナタン・ソリアーノ。グアルディオラ監督は彼をクルトゥラル・レオネサ戦の終盤に少しだけ起用したが、その後はBチームに留まった。
2010-11シーズンには2部リーグで32ゴールを決めて得点王になるなど大活躍をし、それからレッドブル・ザルツブルクへと引き抜かれて大ブレイク。チャンピオンズリーグでも力を見せ、世界的なストライカーになった。
ガイ・アスリン

グアルディオラの下でプレーしたクラブ:バルセロナ
バルセロナの下部組織で「新しいリオネル・メッシ」と高く評価されたイスラエル出身のワンダーキッド、ガイ・アスリン。16歳にして国際試合でデビューし、代表キャップを獲得。バルセロナBでも10ゴールを決め、輝かしい未来が待っていると信じられた。
そして2009年にはクルトゥラル・レオネサ戦でトップチームデビューを果たしたものの、そのシーズンでバルセロナを退団。無所属の期間を経て移籍したマンチェスター・シティでは活躍することができず、その後はスペインやイスラエル、カザフスタン、ルーマニア、イタリアを渡り歩いた。