人気お笑いタレント『見取り図』の盛山晋太郎が司会を務め、多くの元日本代表選手らが出演するDAZNのサッカー番組『もりちゃんずコロシアム』。

先日公開された第5回の放送では、清水エスパルスなどで活躍した元北朝鮮代表FW鄭大世(チョン・テセ)や元日本代表FW大久保嘉人ら豪華メンバーが出演し、話題となった。

しかしながら、Jリーグサポーターを中心に、この番組に対し、批判の声が集まっている。

物議を醸している内容は、第5回放送の前半で特集された「サッカー選手DM暴露されすぎ問題に迫る!」というコーナー。SNS上でも度々“炎上”している、Jリーガーによるグラビアアイドルなどの女性タレントらに対するDM(ダイレクトメッセージ)の問題について扱った内容だ。

コーナー内ではグラビアアイドル4名、元日本代表DF安田理大らへのインタビューや、実際にグラビアアイドルを起用した検証などが行われた。

公開後、SNS上では番組に対し批判が殺到。柏レイソルなどで活躍した元日本代表DF近藤直也が「DAZNの番組で取り上げられた「JリーガーからのDM問題」。サッカーファンが本当に求めているのはそんな話だろうか?」とX(旧Twitter)に投稿するなど、業界内からも疑問を呈する声があがっている。

こうした反応を受け、21日に公開されたDAZN公式Xアカウントによる番宣ポストは削除の対応がとられた。

サッカーの本場ヨーロッパや南米でも、こうした「サッカー選手のシモ問題」に関するコンテンツは人気を博しており、ゴシップ誌などで盛んに取り上げられている。しかしながら、Jリーグの放映権を有するDAZNが、Jリーグや選手の名誉を棄損するような番組を制作するという行為が本当にJリーグの為になるのか。改めて再考が求められるだろう。

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