報道によると協会はこの日、二子山親方(元大関・雅山)、立川親方(元関脇・土佐ノ海)の2名が新型コロナに感染したと発表。同時に、夏巡業参加予定者を対象としたPCR検査を27日に実施することも明らかにしたという。
協会は8月5日(東京・立川市)、6日(千葉・船橋市)、7日(埼玉・さいたま市)、11日(茨城・古河市)、14日(埼玉・春日部市)の日程で、約2年8か月ぶりに巡業を行う予定となっている。巡業は協会にとって貴重な収入源の一つであるため、PCR検査で協会員の体調をきっちりチェックした上でなんとか開催したい意向のようだ。
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ただ、ネット上には「先場所あんなに感染者出てるのに巡業やるのはリスク高すぎでは」、「PCR検査をすること自体はいいと思うけど、結果がどうであれ巡業は中止にすべき」、「無理にやっても、先場所みたいに面子がスカスカになるのがオチなだけだと思うんだが…」と、結果にかかわらず巡業は取りやめた方がいいという指摘が多数寄せられた。
「7月場所は逸ノ城、横綱・照ノ富士(11勝4敗)、大関・貴景勝(11勝4敗)の3名が優勝争いを盛り上げた一方で、自身や同部屋力士・関係者の感染により休場を余儀なくされる力士が続出。
仮にコロナ感染が拡大した場合、次の9月場所(11~25日)に悪影響が及ぶ展開も考えられる夏巡業。実施・中止にかかわらず、これ以上感染者が増えないことを願うばかりだ。
文 / 柴田雅人