現在、東西で200名ほどいると言われるJr.たちは、一体どのような仕事をしているのか。さまざまな階級が存在するようだ。あまた聞かれる実話として、ジャニー氏から呼ばれたその日に、「YOU、(ステージに)出ちゃいなよ」と急きょ立たされるパターンがある。これは、巨大アリーナの外周で手を振ったり、ダンスの“まねごと”をする「回廊ジュニア」と呼ばれている。まれに、SixTONES・京本大我のように、ステージに上げられたその日に京本政樹の息子であると自己紹介され、センターに立たされることもあるが、これは極めてレアケースだ。
回廊ジュニアでステージ度胸が試されると、次の段階は「旗ジュニア」。大きな旗を振る役に“昇格”する。回廊ジュニアと同じく、ほぼスポットライトは当たらない。先輩を遮ることもあるため、ファンから「見えない!」と煙たがられることもある。これによって、折れない心が育まれる。
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この上が、「煽りジュニア」。
Jr.卒業間近のスーパーエリートは、「モップジュニア」と「フッキングジュニア」の任になる。
ジャニーズステージのお家芸の1つに、宙を舞うフライングがある。この時、背中にハーネスを装着する先輩のワイヤーのフックを脱着するのが、フッキングジュニアの役目。
そんなSnow Manも、今では東京ドームをフルハウスにする事務所きっての稼ぎ頭。段階を経るジャニーズJr.には、実は夢があるのだ。
(伊藤由華)