172件ある国家節水給水重大水利プロジェクトの一つで、国家水ネットワーク基幹プロジェクトと重要水利インフラである広東省珠江デルタ地域水資源調整プロジェクトが30日午前、正式に通水しました。

同プロジェクトは2019年5月6日に全面的に着工し、2022年に全線でシールド貫通を果たしていました。

同プロジェクトは西端の広東省仏山市順徳区から、東端の深セン市公明ダムまでを結ぶ長さ113.2キロメートルで、総投資額は約354億元(約7267億円)、建設総工期は60カ月、年間給水量は17億800万立方メートルに達します。完成後は広州市、深セン市、東莞市への生産用水、生活用水の供給不足の問題が改善されるほか、広東・香港・マカオグレーターベイエリアの水資源保障システムが構築され、同エリアの質の高い発展を戦略的に支えることになります。

広東・香港・マカオグレーターベイエリアは現在、常住人口が8600万人を上回り、GDPは約13兆元(約267兆円)に達しているため、水資源の確保が非常に重要とされています。珠江デルタ水資源調整プロジェクトは全線通水後の年間給水量が17億800万立方メートルに達し、GDP約1兆7000億元(約34兆9000億円)の水需要を支えることができるとのことです。(提供/CRI)