中国サッカー協会は28日、サッカー界の監督と管理をさらに強化し、サッカー事務の透明性を高め、サッカー事業の健全な発展を促進するためとして、全国のニュースメディアやファンクラブなどからサッカー社会監督員を公募すると発表した。監督員の仕事は公益活動に属するため「自ら志願・無償」の原則を堅持するという。

中国のSNS上では、これについて「監督・管理は協会の仕事でしょ」「職責の放棄だ」「社会監督員を監督するメカニズムが必要」「聖人でもない限り、誰がなっても駄目だと思う。誘惑が大きすぎる」「問題は骨の髄まで染み込んでいるのだから、外層をどれほど包んでも効果ない」などの反応が見られた。

中国サッカー界では、協会トップや幹部、代表監督、選手らが違法行為の疑いで調査を受けることが相次いでいる。26日には、13年にわたって8103万元(現在のレートで約17億円)余りの賄賂を受け取ったとして収賄の罪で起訴されていたサッカー協会の陳戌源(チェン・シューユエン)前主席(会長)に無期懲役の一審判決が言い渡された。(翻訳・編集/柳川)