2024年4月10日、中国のSNS微博で、韓国で生活しているジャイアントパンダの園欣(ユアンシン)について「毛が抜け落ちているが、大丈夫なのか」と注目を集めた。
中国の動画メディア・白鹿視頻の微博アカウントは10日「あるネットユーザーが、韓国にいるジャイアントパンダの園欣の毛が抜け落ちているが、これはどういうことなのか」と疑問を提起したと紹介。
その上で、中国のジャイアントパンダ保護研究センターが「パンダの脱毛は一般的に病原菌、内分泌代謝、ビタミン、ミネラル、環境といったさまざまな要因の影響を受けて発生する」と説明した上で、園欣について中韓両国の専門家が複数回の診察を実施済みであり、体からサンプルを採集して検査を実施した結果では病原菌は見つかっておらず、脱毛領域の皮ふに腫れやかさぶたなどの以上は確認できなかったと紹介。「脱毛の回復には一定の時間が必要で、早い回復のために獣舎の温度と湿度をコントロールし、ビタミンやミネラルを適切に補給するとともに、病原菌のモニタリングや皮ふの乾燥対策などを強化している」とのコメントを伝えている。
この件について、中国のネットユーザーは「つまりは、栄養不足と環境の悪さによって毛が抜けちゃったということではないのか」「食べ物がまずくて、湿っぽい環境だったんだね」「今回の件で韓国側に獣舎の環境調整を求めた、ってところがポイントだよな」「近くに遊園地があって毎日騒音が大きいっていうのもストレスなんじゃないか」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻)