米電気自動車(EV)大手テスラが全世界で10%以上の人員削減を実施することに関連し、中国メディアの鳳凰網科技は16日、「中国にも波及か」とする記事を掲載した。

報道によると、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は社内メールを通じ、全世界で10%以上の人員削減を実施すると従業員に伝えた。

鳳凰網科技の記事は「米国のメディアによると、今回の人員削減は中国にも波及する可能性がある。テスラの中国法人の経営幹部らが明らかにしたところによると、ここ数カ月の間に、重要な職位について特定するよう会社から命じられたという。仕事の成果に基づいてチームメンバーをランク付けするよう求められたと話す人もいた」と伝えた。

記事はまた、「(中国の自動車業界団体である)乗用車市場信息聯席会によると、テスラの中国での生産・販売台数は2四半期連続で前年割れとなった。外国メディアはテスラの人員削減について、同社が中国で極めて高い競争圧力にさらされていると指摘している」とも伝えた。(翻訳・編集/柳川)