フォアグラといえば、フランス料理をイメージする人が多いでしょう。実は現在、世界のフォアグラの45%は中国・安徽省(華東東北部に位置する内陸省)の霍邱県で生産されています。
フォアグラは、実は中国では20年以上も前から生産されています。ここ数年、霍邱のフォアグラに関する産業チェーンは絶えず拡大しています。新鮮なフォアグラのほかに、ワイン漬けのフォアグラやバラの香りを移したフォアグラなど10種類以上の調理済み食品やフレーバーを開発しています。
キャビアはチョウザメの卵を加工して作る高級食材で、以前はほとんどがフランスやベルギーなどで生産されていましたが、今や中国は世界最大のキャビア生産国・輸出国となり、年間約260トンを生産し、世界市場の60%に供給しています。
中でも、中国南西部・四川省雅安市天全県のキャビア生産企業は2023年には60トンのキャビアを生産し、全国の生産量の23%を占めました。
現在、天全県のチョウザメ産業はチョウザメの種苗、育苗、育成、キャビアの加工販売など全産業チェーンに拡大し、合計7社の企業があります。輸出による2023年の外貨収入は1368万ドルに達し、300世帯近くに利益をもたらしています。(提供/CRI)