台湾メディアのCTWANTは10日、日本で生活する台湾人が台湾人旅行者によってトラブルに巻き込まれた事例を紹介した。
記事によると、大阪在住だという台湾人男性がこのほど、SNS・Dcard上で事の顛末を説明した。
若い男性は日本円を受け取り、その分の台湾ドルを投稿者の男性の台湾の銀行口座に振り込むと約束した。ところが、先日になって台湾にいる男性の家族らが警察から事情を聞かれる事態になった。男性は「どうやらあの時両替した(若い)男性が振り込んだお金に問題があり、そのせいで私の台湾の口座が“警戒口座”に指定されてしまったようだ。仕事を休んで台湾に戻って対応しなければならず、不安を感じている」と吐露した。
男性は「日本で見知らぬ台湾人に遭遇した場合、たとえそれが路上であっても、ネット上のコミュニティーであっても、金銭のやり取りは必ず現金で行い、台湾の銀行口座への振り込みは絶対に避けた方がいい。リスクが高い」と後悔をにじませ、「私は長年日本にいるが、こういうトラブルに巻き込んでくるのは日本人ではなく台湾人の方が多い」と漏らしたという。
この投稿には大きな反響があり、「今の時代、まずは自分を守るのが先決。見知らぬ人を信じすぎてはいけない」「現金と現金の交換ならまだしも、他人に口座に振り込ませるのは本当に避けた方がいい」「どうりで、『日本円を現金でください』と投稿している人が多いわけだ。違和感があったけどこういうことか」「(日本では)日本人よりもむしろ母語話者の方が怪しいこともよくある」といったコメントが寄せられたという。(翻訳・編集/北田)