中国メディアの参考消息は10日、「中国車のシェアが1年で倍増し、スペインにおける登録台数の10%を占める」とするスペインメディアのエル・エコノミスタの記事を取り上げた。

記事によると、スペインで販売されている乗用車の10台に1台が中国系ブランドだ。

スペイン自動車工業会(ANFAC)によると、1~5月の新規登録台数の10.12%を中国系ブランドが占めた。

中国車はスペインにおける市場シェアを1~5月に2024年同期と比較して4.74ポイント増加させ、23年同期比では5.75ポイント増加させた。中国車の新規登録台数はこの1年間で2万3235台から4万9657台へとほぼ倍増した。

中国ブランドの認知度は依然として低いものの、新車の発売に伴う値引きキャンペーンやマーケティングが、メーカーやモデルを選ぶ際に価格を重視するスペインの消費者に注目されている。

このアジアの巨人である中国のメーカーは、中国政府の補助金による技術革新の恩恵を受け、欧米のメーカーよりも高性能なモデルをより競争力のある価格で提供できるようになっている。(翻訳・編集/柳川)

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