2025年6月20日、韓国・朝鮮ビズは「韓国を訪れたタイ人女性観光客がタクシーの運転手からセクハラ発言をされたことが分かり、物議を醸している」と伝えた。被害者の知人が撮影した動画がネット上に拡散され、韓国観光の安全性に対する懸念も広がっている。

被害女性は最近、ソウル市内でタクシー配車アプリを使ってタクシーを呼び利用した。その際、運転手がスマホの翻訳アプリを使って「彼氏はいるのか」「なぜまだ結婚しないのか」など、不適正な発言をしてきたという。

女性はKTX(高速鉄道)で釜山(プサン)に行くためソウル駅に向かっていたが、運転手は「このタクシーに乗って一緒に(釜山まで)行こうか」「タクシー料金がないなら体で払えばいい」など、露骨なセクハラ発言を続けてきたという。

女性は無事、ソウル駅に到着したが、道中は運転手が車を止めてしつこく話しかけてきたり、電話番号を渡してきたりするなど、不快な状況だったと明かしている。

女性の友人が19日、この件についてSNSに投稿し、「韓国はいい人が多いが、100%安全だと考えてはいけない」「韓国タクシー警報」と呼びかけた。この投稿がタイのSNSを中心に広まり、「アプリに運転手の情報が残っているはずだから通報を」「韓国1人旅を計画中なんだけど、怖くなった」「タイ人を軽視している」など、怒りの声が拡散したという。

韓国のネットユーザーからも「これは明らかな犯罪」「免許取り消しにして厳しく罰するべき」「国の恥。こういうやつは放っておくともっとひどい性犯罪をやらかすだろう。逮捕すべきだ」「善良な運転手が迷惑をこうむる」「こういう時に外国人が簡単に通報できるような窓口が必要だと思う」「韓国のタクシー運転手はこんなレベル。国民所得が上がっても先進国になれない理由だ」「韓国人として申し訳ない」など、怒りと被害者を気遣うコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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