中国メディアの大風新聞は13日、夏休みシーズン真っただ中の海岸に現れた大量のアオサの動画が注目を集めたことを伝えた。

記事によると、大量のアオサが出現したのは山東省日照市の海岸だ。ある動画にはカモメが飛び交う中、1台のショベルカーがアオサを集めて積み上げていく様子が収められ、別の動画では水に入って遊ぶ観光客の姿とともに水際を覆うアオサの光景が示されている。

また、子どもを連れて遠くから遊びに来た観光客の男性は「水遊びをするつもりだったが来てみると水が汚れていた」と話し、アオサは太陽にさらされて悪臭を放っていたとコメント。地元市民によると、ここ数年、夏の暑い時期になるとアオサが海岸に打ち寄せる状況が発生しているという。

一方、この件で取材に応じた市の文化・観光局の職員は「片付けを進めており、観光客の皆さんは安心して訪れてほしい」と説明した。市生態環境局の関係者によると、水質に大きな異常は見られないという。

記事によると、アオサの大量発生は日照市だけでなく、同じ山東省の煙台市などの海域でも起きている。(翻訳・編集/野谷)

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