中国交通運輸部の劉偉部長は21日、国務院報道弁公室が開催した「第14次五カ年計画(2021-25年)の質の高い達成」に関するシリーズ記者会見で、中国は「第14次五カ年計画」期間中に世界最大規模の高速鉄道網、高速道路網、郵便・宅配便ネットワークを構築した」と発表しました。

現在、「八縦八横」高速鉄道網(全国的な高速鉄道ネットワークで、南北方向8路線、東西方向8路線を指す)は81.5%が完成・稼働しており、高速鉄道の営業距離は4万8000キロと、世界の高速鉄道の総距離の70%以上を占め、全国の人口50万人以上の都市の97%をカバーしています。

「四縦四横両網」国家高規格水路網(全国的な高規格水路ネットワークで、南北方向4本、東西方向4本および長江・珠江の内陸河川水運網を指す)は70.4%が基準を満たしており、港湾の規模と能力は長年にわたって世界一を保持しています。航空サービスは全国の地級行政区の92.6%、人口の91.2%をカバーしており、郵便事業は50万カ所以上の営業所が設置されています。

総合交通ハブクラスター・中核都市・拠点港・駅から構成される「三位一体」の国家総合交通ハブシステムは継続的に整備されています。新設された旅客ハブの80%では平均の乗り換え距離が200メートル以内を実現しています。交通運輸部は37都市を対象に国家総合貨物ハブのネットワーク強化を支援しており、主要ハブでの貨物積み替え回数は1~2回に短縮され、複合一貫輸送での1時間以内の積み替え率は85%を超えています。

今後、交通運輸部は引き続き重要プロジェクトの計画・建設を推進し、総合輸送大動脈の完全貫通を加速させるほか、既存交通インフラの更新・質の向上・効率化を図ります。(提供/CRI)

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