国際的な格付け機関であるフィッチ・レーティングスは7月21日、年央のアップデートで、2025年の米国産業の25%の見通しを「悪化」に引き下げました。その理由として、不確実性の高まりや経済成長の鈍化、金利の長期的な高止まり予想などが挙げられています。
フィッチは、最近可決された税収および歳出法案が、米財政見通しが直面する長期的な課題を浮き彫りにし、医療関連業界に圧力をかけるだろうとの見方を示しました。また、税収法案と従来の減税措置の延長が組み合わさることによって、米政府の財政赤字額がGDPの7%を上回り、2029年には債務対GDP比を135%に押し上げる可能性が高いとしています。
フィッチは、2025年までに米国のハイイールド債とレバレッジドローンのデフォルト率がそれぞれ4.0~4.5%と5.5~6.0%に上昇すると予測しています。(提供/CRI)