台湾メディアの自由時報は20日、「地雷を踏むな!日本旅行で絶対してはいけない9つのこと」と題する記事を掲載した。
記事は「日本は豊かな伝統と深く根付いた習慣を持つ国であり、これらは日本文化の中で重要な要素とされる。
1つ目は「箸を正しく使わない」ことで、「箸を食べ物に突き立てるのは葬儀を連想させるためNG。箸を指して棒のように使ったり、空中で振り回したりすることも避けるべき」とした。
2つ目は「土足」で、「日本では、特定の飲食店、その他の屋内空間に入るときには靴を脱ぐ必要がある。室内用のスリッパが用意されていることも。この習慣を守ることは、清潔さと現地の伝統に対する敬意を示すことになる」とした。
3つ目は「公共の場で鼻をかむ」ことで、「日本では不適切と考えられており、鼻をかむ場合はトイレなどに行く。一方で、他の文化では食事中に音を立てることは無作法とされるが、日本では一般的で料理への感謝を示すとされている」と説明した。
4つ目は「握手」で、「日本では、握手は一般的なあいさつの方法ではない。日本人は出会った時にお辞儀をする。お辞儀の深さは、相手に対する敬意の度合いを表している。直接目を合わせないことも、敬意を示している」とした。
5つ目は「ボディータッチ」で、「日本では、ハグや背中を叩くといった身体的接触は一般的ではない。パーソナルスペースを保つことは非常に重要」とした。
6つ目は「不適切な贈り物」で、「日本では贈り物にルールがあり、日本文化では数字の『4』は不吉とされるため4点セットの贈り物は避けるべき。贈り物や名刺を渡すときは、必ず両手で渡し、受け取る人への敬意を示そう」とした。
7つ目は「強い感情表現」で、「日本社会では、強い感情表現は弱さの表れとみなされる。日本人は旅行者に対しては比較的寛容だが、公の場で過度な愛情表現は避けた方が良い。一般的に、手をつなぐことや短いキスであれば許容されるが、控えめにした方が望ましい」とした。
8つ目は「寺院や神社での禁忌」で、「神聖な空間を必ず尊重しなければならず、主に靴を脱ぎ、静かにすることが求められる。祈りをささげる場合は、軽くお辞儀をし、鈴縄があればそれを鳴らし、硬貨を賽銭箱に入れる。その後、深く2回お辞儀をし、2回手を打ち、立ったまま静かに短い祈りを捧げる」と説明した。
9つ目は「温泉に入る前に体を洗わない」ことで、「日本の温泉は伝統文化。温泉に入る前には必ず体を洗い流さないといけない。
いくつか違和感のある説明はあるが、記事は「以上の規則や習慣は、尊重と配慮の精神を反映しており、日本社会で非常に重視されている。これらを守ることで、日本文化への敬意を示すと同時に、失礼や不快な状況を避けることができる」と解説している。(翻訳・編集/北田)