中国のSNS・小紅書(RED)に21日、日本から中国への飛行機に乗る準備をする女性の投稿があり、反響を呼んでいる。
投稿者の女性は「赤ちゃんが初めて飛行機に乗る」と題し、「初めて赤ちゃんを連れて(中国に)帰国するので、耳栓とクッキーとアメを用意した」と説明。
「今日はじめて飛行機に乗ります。ちょっと不安で、泣いてしまってみなさまにご迷惑をおかけしてしまうかもしれません。そんなときのために、ママが耳栓とお菓子を用意しました。もしよかったらお使いください。ご迷惑をおかけしたらごめんなさい。どうぞ温かく見守ってください」
赤ちゃんは日本で生まれたとみられ、1歳2カ月だという。女性は「前後どのくらいの列の人に配ればいいでしょうか?」と問い掛けている。
この投稿に、中国のネットユーザーからは「また自分で自分の行動に感動してる投稿だよ」「SNSの見すぎで洗脳されちゃったのか?」「もらった方はちょっと(感情的に)重いと感じるかも」「そんなもんいらん。重いわ」「子どもの泣き声は正直嫌いだけど、何も言わない。でも、こんなのもらったらもっと気分が悪くなる。道徳の押し付けみたいな感じがする」といった声が上がり、共感を集めている。
また、「ちょっと大げさな気がする」「そんなの準備しなくても大丈夫だよ。赤ちゃんが泣いちゃうのは仕方がないこと」「日本人は寛容だから大丈夫」「それよりむしろ、赤ちゃんが泣かないためのグッズを用意していった方がいい」「そんなの必要ないでしょ。SNSには子どもを嫌うような投稿もあるけど、実生活ではみんなそんなに心は狭くない。親が子どもの面倒をしっかり見る姿勢を示せば大丈夫」「あなたの子どもが泣いている時、私が欲するのは耳栓ではなくて、頑張ってあやそうとするあなたの姿勢」「親があやしてさえいれば誰も何も言わないよ。みんなが嫌なのは、赤ちゃんが泣いているのに親が放っておくことなんだよ」「子どもが泣いたらあなたがすぐにあやす。これが何よりの礼儀」といった意見も。
一方で、「どうしてコメント欄はこんなにも悪意に満ちてるの?」「私はもらったらうれしい。ここのコメント欄なんて気にする必要ない」「自分ではこういうの用意したことないけど、心温まる気遣いだと思う。自分で自分に感動してるとか、悪意あるコメントが多すぎ」「もし私なら、もらったらうれしいし、周囲の別のママさんたちにも気を遣ってあげようと思う。自己満足とか、重たいとかいうコメントにはショック。小さな善意がこんなにたたかれるなんて。投稿者の方が影響を受けないことを祈ります。