中国では8月24日午後7時半までに、2025年の夏の映画の興行収入が110億200万元(約2260億円)に達しました。興行収入のトップは「南京写真館(原題:南京照相館)」の27億4800元(約565億円)で、第2位は「浪浪山小妖怪」、第3位は「長安のライチ」です。
年初来の映画興行収入は383億2800万元(約7880億円)で、観客動員数は延べ8億8700万人に達しました。国産映画の市場シェアは89.2%です。また、今年に入ってから、「ナタ 魔童の大暴れ(ナタ2)」や「南京写真館」などの映画の海外市場における興行収入は7億3800万元(約150億円)に達し、年初来の中国映画の全世界における総興行収入(前売り含む)は390億元(約8020億円)を超えました。
「南京写真館」は7月25日に公開されて以来、興行収入が27億元(約555億円)を超え、中国映画史上の夏の歴史映画興行収入の記録を更新しました。この映画は南京大虐殺期間中の日本軍の犯行を示す実際の画像を題材にしたもので、「日本軍の犯行写真」を中心に展開される物語は、観客に歴史を示すことで、中国内外の観客の強い共鳴を呼び起こしました。
国産アニメ映画の「浪浪山小妖怪」は中国の伝統的なキャラクターを新たな形で演出し、「墨を流し筆を振るう中国風の絵巻」を現出させました。同作品の現在までの興行収入は12億5000万元(約255億円)を超え、「封神第2部:戦火西岐」を上回りました。
このほかにも、多くの優秀な映画作品が続々と封切りされていきます。中国初の8K撮影による宇宙を題材にした「窓の外は青い星」が9月5日に中国全国で公開される予定です。同作品は中国の有人宇宙船「神舟13号」と中国の宇宙ステーションで過ごした183日間を描くもので、ユニークな視点で宇宙からの絶景を観客の眼前に広げます。(提供/CRI)