第15回中国国際デジタル出版博覧会(8月28~31日)の開催に当たり、「2024-2025年中国デジタル出版産業年次報告」が8月27日、博覧会の開催地である河南省鄭州市で発表されました。博覧会はデジタル出版産業の発展促進をテーマに、国内外を網羅しています。
年次報告によると、2024年に中国のデジタル出版産業の収入は引き続き増加し、全体の年間収入規模は前年比8.07%増の1兆7485億3600万元(約36兆円)でした。うち、ネットゲーム、オンライン教育、ネットアニメの3ジャンルの収入規模が顕著な伸びを示しました。
中国のデジタル出版業は2000~2005年が業界の草創期に当たり、伝統的な出版社はデジタル化への転換を始め、2006~2015年はモバイルインターネットで爆発的な成長を遂げ、市場規模の年平均複合成長率は15%を超えました。さらに2016年から現在は、人工知能(AI)、ビッグデータなどの市場規模が1兆元(約21兆円)レベルに達しています。
デジタル出版市場は近年急速に発展しています。世界的にますます多くの出版社やコンテンツクリエイターがデジタル出版分野に参入し始め、電子書籍、オンラインジャーナル、音声付き読み物などデジタルコンテンツの普及を推進しています。(提供/CRI)