重慶と昆明を結ぶ高速鉄道の雲南区間のプロジェクトの成否を左右する工事-江底牛欄江特大橋の最後の型枠にコンクリートが投入され、この長さ568メートルの特大橋が中間での結合に成功しました。橋とトンネルが全区間の87.4%を占める、重慶と昆明を結ぶ高速鉄道の「巨大建設プロジェクト」は、また一つの難関を乗り越えました。
江底牛欄江特大橋は雲南省と貴州省にまたがる、橋脚の高さが122メートル、橋脚間の最長スパンが160メートルの、現在、雲南境内では初めてとなる「長さ500メートル超、橋脚100メートル超」の高速鉄道特大橋です。峡谷では強風や落石が頻発する中、中国鉄道二局は「40階建てビル」に相当する高度での誤差をミリ単位に抑え、高原地帯のV字型峡谷に建設する長大スパン梁の施工の空白を埋めました。
橋の下を流れる牛欄江は国家二級水源区であり、建設チームは「澄んだ水と青い山こそが金山であり銀山である」という理念を実践し、「ゼロエミッション」の施工モデルを構築しました。重慶と昆明を結ぶ高速鉄道の雲南区間では、現在までに83の特大橋の梁の建造がすべて終了し、橋梁工事の96%が完成しています。
重慶と昆明を結ぶ高速鉄道は全長700キロ、設計時速350キロで、開通後は重慶から昆明までの所要時間が大幅に短縮されるということです。(提供/CRI)