中国の高速鉄道車内で喫煙した男が手錠をかけられ連行された。中国メディアの華商報が10日に報じた。
現場で撮影された映像には、白いTシャツを着た坊主頭の男性が座席にもたれ、悠々とたばこを吸っている様子が映っていた。車内の様子から列車は山西省を走行していたようだ。投稿したユーザーによると、動画は9月8日、大同駅から平遥駅へ向かう高速鉄道の車内で撮影されたものだという。

同ユーザーは動画について「私の親友が撮って送ってきた」と明かし、「彼女はちょうど平遥駅で降りるところで、その時に乗務員に連絡した。私が『たばこの煙で列車が止まると困るから』と乗務員に連絡するよう促した。彼女はそのまま降りたので、具体的な列車番号などは分からない」と説明した。
駅の担当者は「高速鉄道では電子たばこを含め喫煙は禁止されており、感知器が煙を感知すると警報が鳴って列車は停車する。違反すると処罰があり、重大な場合は拘留される」と説明した。
9日午後には、白いTシャツの男性が手錠をかけられ、警察官に連行される様子の映像も出回った。男性は「俺は犯罪なんてしてない。もう吸ってないじゃないか」などと大声を上げていたという。

中国のネットユーザーからは「車内でたばこ吸うとか、どうかしてるだろ」「よく捕まえた。一人のわがままでみんなが迷惑」「中毒かよ。拘留所で禁煙でもするんだな」「高速鉄道での喫煙は程度の重い軽いを問わず一律刑事責任を追求せよ。ニコチン中毒どもに配慮の余地なし」といった声が上がっている。(翻訳・編集/北田)
高速鉄道で堂々と喫煙、手錠かけられ連行 pic.twitter.com/C7P0slbUDE
— レコードチャイナ (@recordchina) September 10, 2025