2025年9月11日、中国のSNS・微博(ウェイボー)で、気温が40度近い酷暑の日本でも若い女性がブーツを履く様子が紹介され、議論を呼んだ。

1250万人のフォロワーを持つアカウント「英国那些事児」が11日、「日本では40度近い猛暑なのに、女性はなぜかロングブーツを履き続けているようだ。

蒸れて消臭スプレー必須で出かけるハメに……」と投稿した。

投稿は日本のテレビ局によるニュースを中国語訳付きで紹介したもので、同ニュースでは、日本で今年の夏(6~8月)の平均気温が平年より2.36度高く、1898年以降で最も暑くなったことが気象台の発表で明らかになったこと、東京では35度以上の猛暑日が今年に入ってすでに29回に達したことなどに加え、酷暑の中で少しでも涼しい格好で外出しようとする人が多い一方で、若い女性の間では冬によく見られるロングブーツを履いて歩く姿が多く見られると紹介されていた。

そして、実際にブーツを履く10代、20代女性の声として「自己肯定感が上がる」「かわいく見えるから」「夏に履くのがはやっている」「私の体の一部」といった声が聞かれたほか、「修行」「脱ぎたいけどおしゃれのため」「おしゃれは我慢」「足だけサウナって言われる」「消臭スプレーをかけている」など、おしゃれのために半ば無理をして履いている女性も少なくないことを伝えている。

この現象について、中国のネットユーザーは「好き好んで苦しんでるな」「まったくどうかしている」「これって病気じゃないのか」など、あきれたようなコメントが多く寄せられた。また「夏はブーツで、冬は生足ミニスカ。冬より夏のほうが厚着じゃないか」など、季節感の逆転を指摘するユーザーも見られた。

さらに、「太い足を隠すためなんだろう」「日本人の『美の奴隷』っぷりは深刻だ」「資本家に仕組まれた策略にはまっている感じ」といった声も。一方で「他人に影響を与えるわけでもなく、自分がそれでハッピーになれるならいいではないか」「すごく素敵だと思うけど。薄い生地のロングブーツもあるし」など、夏のブーツ着用に理解を示す意見もあった。(編集・翻訳/川尻)

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