第15次五カ年計画(2026~30年)期間に、寧夏回族自治区銀川市賀蘭県はアトランティックサーモン(タイセイヨウサケ)とニジマスの養殖拠点の建設に30億元(約630億円)以上を投資する計画で、高級サーモン市場での地位確立を目指すことが27日、同県が行った記者会見への取材で分かった。
ここ数年、新疆ウイグル自治区など各地でサーモンが爆発的な人気を集めており、賀蘭県は西北地域の特徴的な水産養殖の盛んな県として、2024年の水産物生産量が6万3500トン、生産額が9億4000万元に達し、西北地域の養殖水面の2.3%でありながら、同地域の水産物生産の11.3%を占めており、黄河流域のアルカリ性土壌の改良と高効率農業発展のモデルケースとなり、アトランティックサーモンやニジマスなどの品種養殖の基盤を築いた。
賀蘭県は今後、グリーン電力資源や水循環技術の優位性を生かし、育苗、生産、加工、販売が一体になった総合パークを建設し、冷水魚産業チェーン全体の発展を実現し、年間生産額は24億元(約504億円)を超える見込みだ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)