中国で国慶節(建国記念日)の連休を迎える中、中国のSNS・微博(ウェイボー)では、中国人の海外旅行先として日本が人気になっていることに対する日本人の見方が紹介され、大きな反響を呼んだ。

中国のオンライン旅行会社「去哪児」が発表した国慶節連休中の中国人観光客に人気の海外渡航先トップ10で日本が1位になった。

米Airbnbの中国人の宿泊施設検索件数のデータでも、日本が最も注目されているという。さらに、日本のメディアも中国当局が国慶節連休期間中に移動する人数が延べ23億6000万人に上るという予測を発表したことに触れ、海外旅行先としては日本が一番人気であることを伝えた。

微博で150万超のフォロワーを持つあるブロガーは、このニュースが日本のX(旧ツイッター)で話題になっていると紹介。日本人のコメントとして「入国規制してほしい」「頼むから来ないで」「日本は敵国じゃなかったのか?」「日本嫌いなくせに1位って」「来るならマナーは守れ」「不法滞在するやつがいそう」「入国税を1人10万円取るべき」「1人100万ずつ取ろう」「免税使い放題で日本にお金を落としてない」「(日本側に)万里の長城を作ってもらいたい」などを紹介している。

こうした声に対し、中国のネットユーザーからは「今回は日本のネット民に大いに賛同するよ。バカ高い入国税を課してほしい」「彼らが言っていることは何も間違っていないと思う。日本をそんなに憎んでいるのになぜ建国記念日に日本に旅行に行く?」「その通り。明らかにほとんどの人が日本を嫌っているのに、それでもこんなに大勢が日本に行く。3億円くらいの入国税を取ってもいい」「日本には(中国人から)高額の入国税を取ってもらいたい。そして、日本に行く中国人たちにひどい扱いをして、恨みを植え付けた上で帰国させてほしい」といった声が上がった。

このほか、「今は関係があまり良くないし、行かない方がいいのでは?」「中国に日本の海産物を買ってくれと頼みこんでいた頃は、(日本人は)こんな態度じゃなかったけどな」「本当に中国人観光客が来なくなったら、(日本人は)また不機嫌になるんだろう」「日本は観光業をだめにしてでも中国人を来させたくないとは。その気骨に恐れ入る。

日本政府にはぜひ民意を尊重してもらいたい」「日本がどんな態度をしても、一部の(中国)人の日本への愛を止めることはできないんだ。私としては理解不能だけど」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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