2026年7月28日、台湾メディアの工商時報は「日本の老舗メーカー3社、AI時代の『隠れた勝者』に」と題し、日本の伝統企業3社が自社固有の技術を半導体やAI(人工知能)分野に転用したことで、サプライチェーンにおいて不可欠な存在となり、業績と株価の急成長を達成していると報じた。

記事は、日東紡のガラス繊維技術から生まれた極細ガラス繊維クロス「Tガラス(信号損失を極限まで抑える特殊なガラス繊維クロス)」が、信号損失を抑制する半導体基板の必須材料になっていると紹介。

米CNBCの試算によると、電子材料部門による同社全体の売上成長への寄与度は約91%に達しており、株価が年初来63%増を記録する大きな原動力になっていると伝えた。

また、TOTOが誇るトイレなどの衛生陶器のセラミック技術を応用して開発された半導体製造装置用パーツ「静電チャック」が、先進セラミック部門の業績を力強く牽引していると指摘。部門の売上高が前年比34%増、営業利益は42%急増を記録し、住宅設備部門を上回る利益率を達成したほか、この好調な技術転用が市場から好感され、同社の株価は年初来で78%上昇したと紹介している。

さらに、味の素の事例を取り上げ、うま味調味料の製造過程における副産物から開発された層間絶縁フィルム「ABF」が、高性能CPUやAI向け先進半導体のパッケージ基板に不可欠な材料になっていると紹介。この素材がAI需要の拡大を追い風に同社へ大きな成長をもたらし、年初来61%増という株価上昇をけん引していると報じた。(編集・翻訳/川尻)

日本の老舗メーカー3社、AI時代の「隠れた勝者」に―台湾メディア
味の素

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