中国メディアの快科技は27日、韓国のサムスン電子について、スマートフォンの製造コストを削減するため、中国の半導体メモリー大手、長鑫存儲技術(CXMT)のDRAMなどの採用を検討していると報じた。Galaxy Aシリーズなど低・中価格帯製品の供給を拡大することで中国市場でのシェア獲得を目指すという。

IDCのデータによると、中国スマホ市場におけるサムスンのシェアはわずか約0.1%にとどまっている。最大のライバルである米アップル(ファーウェイに次ぐ2位)が18.1%のシェアを握っているのとは対照的だ。

アップル、シャオミ、OPPO、vivoなどのスマホメーカーは現在、メモリー価格の上昇による圧力に直面し、「売れば売るほど損失が膨らむ」との判断から自主的な減産を行っている。

アナリストらは、今回のサムスンを巡る報道が韓国メディア発であることを指摘し、サムスンに有利な世論を形成する意図があった可能性も排除できないとしている。実際、CXMTのDRAMは外部から想像されているほど安価なわけではなく、その製造コストはサムスン自社製のDRAMよりも高いとする報告さえある。さらに、中国市場におけるサムスンの出荷台数はすでに小規模であり、DRAM調達量も低水準にとどまっているため、購入量が少ないことがかえって割高な価格での調達につながる可能性もあるという。

アップルもCXMTとの提携の可能性について協議しているが、その狙いは部品をより安価に調達することではなく、供給リスクを分散させることにある。なぜならDRAM生産能力の大半がすでに人工知能(AI)関連の顧客によって確保されてしまっているためだ。(翻訳・編集/柳川)

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