「人型ロボット第一株」と称される宇樹科技(ユニツリーロボティクス)は8月19日に上場し、市場で大きな人気を集めました。初値は公開価格比で629.44%高になり、時価総額は4449億元(10兆2000億円)にまで膨らみました。

しかし、同社創業者であり董事長(会長)と最高技術責任者(CTO)も兼ねる王興興最高経営責任者(CEO)は、多くの起業家が上場時に見せる高揚感を示さず、「資産1000億元超(約2兆3000億円)」「1990年代生まれの新富豪」といった新たな地位を得たにもかかわらず、極めて冷静な態度を貫きました。

王CEOは、メディアから、ドローンメーカーとして世界最大手の大疆創新科技(DJI)を2016年に離職して起業した理由を問われると、「小さい頃から科学技術とロボットが大好きで、大学1年生だった2009年には、約200元(約4600円)の元手で最初の二足歩行人型ロボットを作った」と説明しました。王CEOは2016年に修士課程を卒業すると、大疆創新科技(DJI)で短期間だけ勤務しましたが、在学中に設計した四足歩行ロボット「XDog」がすでに投資家や顧客の注目を集めていたため、退職してユニツリーロボティクスを設立しました。当時はロボット分野の人気が極めて乏しかったのですが、王CEOは、技術の発展の方向性と趨勢(すうせい)をすでに見抜いていたと説明しました。

王CEOはユニツリー・ロボティクスに「価格破壊者」というレッテルを貼られていることについて「我々の価格は価格破壊者と言われるほど安くないと思う。全体として粗利率は合理的な範囲にある」と反論し、さらに「真に健全に発展する業界には、いずれも合理的な利益が必要であり、そうであってこそ業界の健全な成長が促される」と説明しました。

財務データによると、ユニツリー・ロボティクスの人型ロボット粗利率は2023年には87.67%、2024年には69.26%、2025年には63.18%でした。2025年の売上高は16億9900万元(約391億円)でした。(提供/CGTN Japanese)

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