8月23日は「白虎隊の日」です。

戊辰戦争のさなか、会津藩の白虎隊士が飯盛山で命を落とした日に由来します。
激動の幕末を生きた彼らの物語は、今なお語り継がれています。

主に明治維新以前の日本を舞台とした時代劇は、アニメでも人気の高いジャンルです。史実をもとにした作品から、大胆なフィクションを取り入れた作品まで、これまでさまざまな物語が描かれてきました。

そこでアニメ!アニメ!では「“時代劇”アニメといえば?」と題した読者アンケートを昨年に続いて実施しました。
アンケート期間は8月7日から8月12日まで。男女比は男性約55パーセント、女性約45パーセントで、ほぼ同数。年齢層は19歳以下、30代、50代がそれぞれ約25パーセントでした。

■歴史も恋も笑いも!時代劇アニメは百花繚乱

第1位

1位は『逃げ上手の若君』。支持率は約16パーセントでした。
『逃げ上手の若君』は「週刊少年ジャンプ」に連載された同名マンガが原作。鎌倉幕府滅亡後の動乱の時代を舞台に、北条家の生き残りである主人公・北条時行が、得意の“逃げ”を武器に天下奪還を目指します。
読者からは「南北朝時代を描いた珍しい作品で、しかも主人公が“逃げる”という、戦って死ぬことを名誉とする武士とは正反対の戦略で生き抜くのが面白い」や「この作品で北条時行のことを知りました。
史実と創作を巧みに織り交ぜながら激動の時代を描いていて、当時の文化を知ることもできます」といった声が寄せられています。

さらに「現代のゲームを思わせるネタを盛り込むなど、時代劇らしからぬギャグも織り交ぜていて面白い。未来を見通す力を持つ諏訪頼重をはじめ、面白いキャラばかりなので誰でも推しが見つかるはず!」と、史実をベースにしながら大胆なアレンジを加えた作風も支持されています。TVアニメ第2期が放送中の話題作がランクインしました。

第2位

2位は『薄桜鬼』。支持率は約14パーセントでした。

『薄桜鬼』は「オトメイト」から発売されたアドベンチャーゲームが原作。行方不明の父を捜しに京都を訪れた少女・雪村千鶴が、新選組の隊士たちと出会い、行動を共にすることになります。
読者からは「新選組という実在の集団を題材に恋愛を絡め、さらに鬼というファンタジー要素を加えることで、史実とオリジナリティがうまく共存した作品になっています。生と死の狭間で揺れる物語が面白いだけでなく、歴史の勉強にもなりました」や「全員が魅力的だけど、とくに鬼の副長・土方歳三のクールな佇まいがカッコよすぎる。殺陣も迫力満点で、緊張感がたまらない」といったコメントが届いています。
また「白虎隊ゆかりの会津と深い関係のある新選組が真っ先に思い浮かんだ。
とくに斎藤一は、戊辰戦争で会津に残り、最後まで戦い抜いた人物。その生き様を知るきっかけにもなった」と、幕末史への関心が深まったという声も見られました。

第3位

3位は『銀魂』。支持率は約12パーセントでした。
『銀魂』は「週刊少年ジャンプ」に連載された同名マンガが原作。宇宙人によって開国を余儀なくされた江戸を舞台に、万事屋を営む坂田銀時がさまざまな依頼に奔走します。
「時代背景としては幕末で、時代劇を思わせる江戸の町並みや侍が登場する一方、テレビやゲーム、さらにはジャンプまで出てくるなど、何でもありなSF時代劇。たしかに宇宙人と交流があるのだから、現代より科学技術が発展しているのも納得できる……かも」と、自由奔放な世界観が魅力。
下ネタやパロディを盛り込んだギャグで笑わせる一方で、シリアスなエピソードでは侍たちの信念や生き様を垣間見られるなど、振り幅の大きさも『銀魂』ならでは。今年は『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』も公開され、原作の連載終了後も根強い人気を誇っています。

■そのほかのコメントをご紹介!

鬼滅の刃』には「大正時代を舞台に、日本刀や和装など時代劇らしい要素がありつつ、鬼や鬼殺隊といった架空の存在が織り込まれた独特の世界観がユニーク。汽車や洋装など近代化を感じさせるものも登場し、和と洋が入り交じる雰囲気にも惹かれました」。

『ねこねこ日本史』には「登場人物が猫という異色の歴史アニメ。実は秀吉が猿だったり、猫以外の動物も結構出てきます。ゆるくて可愛い雰囲気ですが本格的な歴史の知識や猫雑学まで学べるので、日本史が苦手な人にもオススメ」。

『幕末機関説 いろはにほへと』には「坂本龍馬の護衛役だった青年と旅芸人一座の女座長が出会い、強大な力を秘めた“覇者の首”をめぐる戦いに巻き込まれていく物語。幕末の日本を舞台に、史実と伝奇が絡み合う展開が魅力です」。
『ワールド イズ ダンシング』には「映画『犬王』で能に興味を持ったため、後に能を大成した世阿弥の少年時代を描いた本作にも注目しています。鬼夜叉と呼ばれた世阿弥が成長していく姿や、躍動感のある舞の描写から目が離せません」と、2026年夏の新作TVアニメにも投票がありました。

今回のアンケートでは、歴史ドラマはもちろん、ラブストーリーやコメディ、ファンタジーなど、多彩なジャンルの作品がランクイン。作品ごとに異なる切り口を楽しめる結果となりました。

■ランキングトップ5

[“時代劇”アニメといえば? 2026年版]
1位 『逃げ上手の若君』
2位 『薄桜鬼』
3位 『銀魂』
4位 『天幕のジャードゥーガル』
5位 『ねこねこ日本史』
5位 『ワールド イズ ダンシング』

(回答期間:2026年8月7日~8月12日)

■投票があった全作品

[“時代劇”アニメといえば? 2026年版]
『逃げ上手の若君』
『薄桜鬼』
『銀魂』
『天幕のジャードゥーガル』
『ねこねこ日本史』
『ワールド イズ ダンシング』
『赤胴鈴之助』
犬夜叉
『織田信奈の野望』
『鬼平』
『鬼滅の刃』
キングダム
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』
ゴールデンカムイ
『サスケ』
『しゃばけ』
『Turkey!』
『幕末機関説 いろはにほへと』
『バジリスク ~甲賀忍法帖~』
『美男高校地球防衛部ハイカラ!』
『まんが水戸黄門』
『もののけ姫』
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』

(回答期間:2026年8月7日~8月12日)

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。
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