テイラー・スウィフトの新たな時代が始まる。ポップ界のスター歌手は、パニック!アット・ザ・ディスコのフロントマン、ブレンドン・ユーリーをフィーチャーした最新シングル「ME!」のリリースとともに7作目のアルバムの準備に取り掛かっている。今回の新曲のMVを手がけたのはデイヴ・マイヤーズ(トラヴィス・スコットの「Sicko Mode」やアリアナ・グランデの「God is a Woman」などのMVでお馴染み)で、楽曲はジョエル・リトル(ロードなどのアーティストのプロデューサーとして有名)との共同プロデュースによるものだ。
アルバム『1989』を想起させる鮮やかでエネルギッシュなポップさ満載のMVでスウィフトとユーリーのカップルはフランス語で大げんかを繰り広げる。激怒して部屋を後にしたスウィフトは、キャンディーのような夢の世界に入り込むのだ。自分にはたくさん欠点があるけれど、「私みたいな人は他にはいないわ」とスウィフトは歌う。
スウィフトは、米現地時間4月25日木曜日の夜に生放送された米テネシー州ナッシュビルでのロビン・ロバーツとのインタビューで「ME!」のリリースを発表した。今回の発表は、数カ月にわたってスウィフトがInstagramに投稿し続けた、ポップでカラフルでありながらも謎めいたヒントを裏付けるものだ。先週、スウィフトはInstagramと自身の公式ホームページでカウントダウンを開始し、サイトのバックグラウンドを『レピュテーション』時代の力強い白黒ヴィジュアルから明るい虹色へと変えている。ABCのインタビューに登場したスウィフトは、ナッシュビルの壁面ポスターのお披露目とともに新情報を発表した。
スウィフトが『レピュテーション』をリリースしたのは2017年のこと。その直後にスウィフトはニューアルバムを携えてワールドスタジアムツアーを開始し、ツアーは2018年11月に幕を閉じた。
ユーリーは長年にわたってスウィフトが大好きだと公言してきた。「We Are Never Ever Getting Back Together」をカバーしたことがあるだけでなく、米Amazonのソング・オブ・ザ・デイのゲスト司会を務めた際は、スウィフトの「Delicate」をピックアップした。ユーリーにとってスウィフトは「いま最も偉大なアーティストのひとり」なのだ。
近年においてユーリーのバンド、パニック!アット・ザ・ディスコはさらなる人気を博し、バンドは10年以上前にアルバム『A Fever You Cant Sweat Out』をリリースしてからはるかに大きな存在へと成長した。最新アルバムは2枚とも初めて1位に輝いている。さらには大ヒットシングル「High Hopes」もビルボードのHot 100で4位を獲得し、ブレイクを果たしたシングル「I Write Sins Not Tragedies」を上回った。