このプロジェクトは、”満足感をブースト”をメッセージに掲げる「glo™️」と10周年を迎えた新世代の音楽マルチメディア「block.fm」が手掛けるもので、音楽の新しいソーシャルプラットホームとして、アート、カルチャー、テクノロジー、価値観など様々が交差する場として、新感覚のライブイベント、ワークショップなどあらゆる形で音楽をアップデートし、アーティストとともに音楽のネクストレベルを創造する新プロジェクトだ。
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この日は13時から新プロジェクト「NEX STAGE」プロジェクト発表会が行われ、プロデューサーを務める☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)が登壇した。「みなさん、本日はお忙しい中ありがとうございます。これよりローンチパーティーを開催します」と挨拶した☆Taku は、音楽の隆盛について語りだした。20世紀に入った頃ホームエンターテイメントの王様だったピアノは、レコードプレーヤーが普及したことで生産数が激減。音楽が気軽に楽しめるレコードが普及したことで、音楽産業は盛り上がったものの、1930年代にはレコードの売り上げは25分の1にまで落ち込んだという。その理由は、ラジオができたこと。さらに、世界を襲った大恐慌により、音楽を買うよりも無料で楽しむスタイルが加速していったという。「どうでしょう? 現在と似ているように感じませんか?」と語りかける。確かに不況とコロナ禍にあえぐ現代社会とサブスクで聴かれるようになった音楽の関係に似ている。しかし、1930年代当時のアーティストやプロデューサーは、ラジオを新たなプロモーションツールとして、ヒット曲を生み出し、ついにはディスコやクラブカルチャーを育む黄金時代を再来させてみせたという。