2021年1月1日の時点で、東京都の人口は約1396万人で、日本人の1割以上が東京に住んでいることになる。在日中国人数も東京が最も多く、約22万人だった。
記事の中国人筆者はまず、「田舎」と言っても日本では「その程度には大きな幅がある」と指摘した。しかし、日本はいくつかの大都市を除けば高い建物がほとんどなく、どこにでも田畑があるので、ほとんどの場所が「田舎」と言えるとしているが、日本は都市と田舎の境が明確ではなく、田舎でも生活に必要な施設やインフラは揃っていて、都市部との生活の質にそれほど大きな差はないと紹介した。
岐阜県に住んでいるという中国人筆者は、「ほどよい田舎」だと感じているそうだ。生活費は東京よりずっと安く、部屋は大きめで、生活のリズムもゆったりとしていて、コンビニやスーパーも車で10分圏内にあるので生活に不便はないという。都会で遊びたいと思えば名古屋まで電車で30分ほどと近く、新幹線を使えば京都や大阪まで1時間で行けると、「ほどよい田舎」だと強調した。
また、有名な景勝地が近くに幾つもあって環境は素晴らしく、車通勤なので東京のように毎日居酒屋で飲むような習慣もなく、ごみの分別もそれほど細かくはなく、筆者の会社ではスーツを着て出社する必要もないと述べており、田舎暮らしがいかに気軽かを紹介した。それで、確かに東京は魅力的な都市であり、成功するチャンスが多くて資源や情報も圧倒的に多いものの、生活は「疲れる」ので、日本に住むなら田舎の方が良いと勧めている。
中国は都市部と田舎の違いがはっきりしており、日本と違って田舎での生活がかなり不便なのは確かだ。この点で日本の田舎は質の高い生活を送ることができると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)