日本では2006年に高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)が施行され、着々とバリアフリー化が進められてきた。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、日本のバスが車いす利用者に対してどのように接しているかを紹介する動画を配信した。


 配信者は日本在住の中国人女性で、旅行で京都を訪れ、バス停でバス待ちをしている時に、車いすに乗った高齢の女性がバスを利用するところにたまたま出くわし、撮影したという。

 動画を見ると、バスの運転手が備え付けのスロープを取り出して、車いすの女性が乗車できるようにセットしている様子が映っている。介助者と共に乗車すると、運転手はほかに車いす利用者がいないかどうか声をかけて確認後、スロープを片付けている。

 日本では、今やそれほど珍しい光景ではないが、中国人にはとても新鮮で驚くようだ。寄せられたコメントを見ると「中国は地下鉄ならこのようなサービスはあるが、バスにはない」との指摘があった。確かに、中国の路線バスで車いす利用者が乗車している様子を見かけることはなく、現状では車いすの人はバスを利用できないところがほとんどだと言えるだろう。このため、「中国のバスの運転手は、日本のバスの運転手からよく学んでもらいたい」との意見もあった。

 中国でも、大都市を中心にバリアフリーを進めているようだが、せっかく作った歩道の点字ブロックもシェア自転車によってふさがれてしまったり、障がい者用のトイレはあっても、細かな配慮が足りず使いにくかったりなど問題点も多く、地方や中小都市へ行くとそもそもバリアフリー化がほとんどされていない。この点で中国は日本から学べることが多くあるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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