米国をはじめ数カ国が北京冬季五輪への外交ボイコットを表明した。日本政府は悩んだ末、米国などと足並みを揃えて政府関係者の派遣を見送ることに決定したが、当然ながら中国は不満のようだ。
中国メディアの捜狐は26日、北京五輪に対する日本の態度を批判する記事を掲載した。

 記事はまず、日本が米国と足並みを揃えたのは間違いだったと主張した。それによると、「中国政府は東京五輪を全力で支持したのだから、日本には北京五輪に反対する道理がない」そうだ。しかし日本の立場にも一定の理解を示し、中国と米国双方のメンツを立てるために、ずいぶん悩んだようだと伝えている。

 なぜ日本は米国の顔色をそこまで気にするのだろうか。記事は、日本はもともとそんな国ではなかったと指摘している。日本人は戦時中、「米国に最後の最後まで抵抗した骨のある性格」だったからだ。

 それが、敗戦して米軍が駐留するようになってから、日本は米国の操り人形になってしまい、さらに米国は娯楽をうまく使って日本を「女々しくさせて」牙を抜いたと主張した。

 記事は、日本は北京五輪を支持しないのではなく、支持できないのだと主張したいようだ。また、これを機に「米国のやり方の野蛮さ」を宣伝したいようだが、北京五輪には日本からも多数の選手が出場する。今は政治とは切り離して、五輪開催の成功に期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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