中国の景気支援スタンスが支えとなる流れ。
業種別では、石油や石炭のエネルギー関連が高い。エン鉱能源(600188/SH)が3.0%高、中国石油天然気(601857/SH)が2.0%高、中国神華能源(601088/SH)が1.9%高、中国石油化工(600028/SH)が1.6%高で引けた。
金融株もしっかり。中国農業銀行(601288/SH)が1.6%、中信銀行(601998/SH)が1.0%、西南証券(600369/SH)が2.3%、中国銀河証券(601881/SH)が1.5%、中国太平洋保険(601601/SH)と中国人民保険集団(601319/SH)がそろって1.3%ずつ上昇した。
不動産株も物色される。京能置業(600791/SH)が2.0%高、金地集団(600383/SH)が1.9%高、信達地産(600657/SH)が1.4%高、緑地HD(600606/SH)が0.9%高で取引を終えた。公益株、メディア・娯楽株、素材株なども買われている。
半面、ハイテク株はさえない。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が5.2%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が4.4%、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が4.0%、フィンテック大手の恒生電子(600570/SH)が3.3%、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.3%ずつ下落した。自動車株、医薬株、軍事関連株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.78ポイント(0.76%)高の234.19ポイント、深センB株指数が1.38ポイント(0.13%)安の1075.21ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)