台湾人女性ブロガー・melissaが、「最近外国人女性と交際する台湾人男性が多く、また、外国人男性と交際する台湾人女性も多い!」と問題提議。「このままでは、外国人女性がどんどん台湾に入ってきて、台湾人女性はどんどん外国に出ていく」と訴え、多くのコメントを集めた。


 「私はアメリカに嫁ぎたかったけど、なぜだか日本人と結婚してしまった」というmelissa。先日、友人の台湾人男性とチャットで近況について語った時に、彼がベトナム女性と交際を始めたと知り、“やはり外国人女性と交際する台湾人男性は多い”と確信したという。ほかにも数人の知人男性の恋人が、外国人だという。

 また、「国際結婚トラブル、日本人と離婚する台湾人女性が最も多い」という、台湾の気になる新聞記事を発見したというmelissa。「国際結婚の響きはロマンチックだが、現実は厳しい。台湾内政部の調査によると、外国人配偶者の離婚比率は増える一方。2007年は、離婚した夫婦の5組中1組が国際結婚。外国男性と結婚した台湾女性の離婚率は、台湾人同士の離婚率よりも4倍も高くなっている。中でも日本人男性と結婚した台湾人女性の離婚率が一番多く、3組中1組は離婚しているという衝撃の事実がある。その理由は恐らく、日本人男性の父権概念が強いためではないだろうか」という内容だったというが、強く否定。「私は夫と結婚する前に他の日本人男性とも付き合ったけれど、責任感があり、家族を大切にする礼儀正しい人だった。台湾人男性より情けが深いと感じた。
なので、“父権概念”が強いというこの報道は理解できない。でっちあげの記事ではないだろうか」とブロガー仲間に同意を求めた。

 コメント欄には、「ブログを見たり友人たちの話を聞くと、日本に嫁いだ台湾人女性は全員幸せそう。この新聞記事はうそを書いていると思う」、「この記事を読んでびっくりしました! melissaや他の友人たちの日本人の旦那様はすごく優しい! 台湾メディアはニュースのネタに困り、面白い内容で目を引くために、こんなバカらしい記事を書いたのだと思う。台湾人の離婚率も高いし、父権概念だなんて、一体いつの時代のこと!?」、「台湾メディアは驚かせる見出しを作って、無理やり読者の注目を引く。日本人を夫に持った台湾人妻は幸せで、夫婦関係や嫁姑問題も台湾よりも良好だと思う。日本人男性は家にキチンとお金を入れるし、主婦を尊重してくれる。台湾にも威張っている男性はいるし、台湾メディアのいい加減さにあきれてしまった」、「記事の根拠がどこから出たものなのか、よくわからない。私の夫(日本人)は結婚後、すごく優しくなった。こっちが恐縮するくらいで、声を荒げたことなんて一度もない。日本人と結婚するデメリットは全く感じない」など、多くの台湾女性が書きこんだ。

 国際化が進んできた台湾の若い男女は国籍を気にせずに恋人を作り、また日本人男性に嫁いだ台湾人女性は幸せを感じている、というのがmelissaのブログに集まってきた人々の、大本の意見となった。
(編集担当:饒波貴子・黄珮君)

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