海南省三亜市のホテル、国光豪生度仮酒店で13日午前、宿泊客が次々に吐き気や腹痛の症状を訴えはじめた。食中毒の疑いがあり、ホテル内で出された朝食が原因だった可能性が指摘されている。
同日午後10時半までに、120人が病院に搬送された。うち2人は日本人とされる。中国新聞社が報じた。

 吐き気や腹痛、発熱の症状が出た。宿泊客120人が三亜市人民医院(病院)や解放軍425医院に運ばれ治療を受けた。

 集団食中毒の疑いがあるとされる。宿泊客のひとりは、一緒にとまっていた友人の症状がひどいと述べ、「朝食に出された卵料理が原因」との見方を示した。

 三亜市食品薬品監督管理局の陳維傑副局長は、「今のところ、患者の症状は比較的軽い。重体患者および死者は出ていない」と説明。症状の出ていない宿泊客も検査して発病を未然に防ぐ考えという。

 三亜市衛生局の鄒宝倉副局長は、病院で治療を受けている120人のうち、外国人はロシア人の4人と日本人の2人と説明。「いずれも、症状は重くない」という。
(編集担当:如月隼人)
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