小室哲哉が新人歌手の壱岐尾彩花(イキオアヤカ)を全面プロデュースすることが分かった。小室が全面プロデュースのは10年ぶり。
篠原涼子、安室奈美恵、華原朋美などを手掛けてきた手腕が発揮される。なお、壱岐尾彩花は、大人のノンシリコンシャンプ―「ギフト」CMソングに起用されたシングル「GLOWING」のデジタル配信でメジャーデビューする。

 今回のプロデュースは、2011年6月13日に行われ延べ14万人以上が目撃した小室哲哉のライブ@DOMMUNEを見たレコード会社スタッフやクリエイターなどが集まり、そのチームで何かできたら面白いと感じた小室が、壱岐尾彩花を通して21世紀のプロデューススタイルを提示することを決意して実現した。小室プロデューススタイルの20世紀型から21世紀型への移行期のはじまりとして、偶然10年の区切りであるこのタイミングとなった。

  小室プロデュースがもてはやされたのは、完璧にできあがっていない人をプロにするところ。未完でも、やりたいと思う気持ち、小室の音楽性にあったグルーブやリズムという感覚、そして小室の音にのりがいい声質、応援したくなる人間性、そして小室への期待など、その全てが揃ったことをきっかけとし、TM NETWORKのプロデュース第一期、trfなどの小室ファミリーと言われたプロデュース第二期、そしてプロデュース第三期のスタートラインは、完成していたらとっくにデビューしていたはずの壱岐尾彩花からはじまる。

 小室は「20世紀に甘んじていた小室哲哉は、10年という歳月をかけてしっかり勉強をしてきた。壱岐尾彩花という人物が小室哲哉21世紀プロデューススタイルの方向性を示す大事な一歩になることは間違いない」と語っている。

 また、今回のデビュー楽曲に関しては「90年代に青春時代=一番多感な時を過ごした30代~40代にとって、新しいけどなつかしいと感じれる、子供がいれば二世代で共有できる楽曲を目指した」

 「新しいものに違和感をとらえ、新しさから遠ざかりはじめているその世代が、新しいけどフィットするものを意識した。そこが基本線としてありつつ、二十歳そこそこで"昔は若かった"と言う早熟性において欧米化している若い世代にとっても、懐かしいと感じれる、勝手な言葉をつけるなら"ネオノスタルジー"みたいなものも求めた」

 「"やっぱ90年代は良かったよね"と言われちゃうと、新曲を出す意味がない。でも、"なんか懐かしいね"って言いながら、結果新曲を聴いているという状況が、それがチームの成功の一つかもしれない。自分よりも一回り上の世代でも理解できる歌を歌うのが壱岐尾彩花の使命なのかもしれない」と語った。
(編集担当:武田雄樹)
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