愛知・名古屋アジア大会(19日開幕、愛知・スカイホール豊田など)に出場する卓球日本代表が17日、都内で報道陣に合宿を公開した。女子シングルス世界ランク6位の早田ひな(日本生命)は女子シングルス、同ダブルス、同団体の3種目に出場登録し「試合だけに全力で臨めるように準備をしていきたい」と意気込みを明かした。

 前回2022年の杭州アジア大会では、女子シングルスで日本勢29年ぶりの決勝に進出し、当時世界ランク1位だった孫穎莎(中国)を強打で翻弄(ほんろう)するも、金メダルにあと一歩が届かなかった。団体戦も決勝で中国に敗れ、2位に終わった。今回も優勝するためには中国勢との対戦は避けては通れない。早田にとっては特別な思いがある。

 今年5月の世界卓球団体戦では決勝で中国に2―3で敗れ、55年ぶりの優勝はならず、6大会連続の銀メダル。起用された2試合にともに敗れた日本のエースは「空っぽだった」と心身で追い詰められ、涙を流した。

 今大会は、日本勢女子シングルスで1994年大会の小山ちれ以来の32年ぶり、団体女子では66年以来60年ぶりの優勝を目指す。直近では8月のWTTチャンピオンズ横浜、9月のWTTチャンピオンズ・マカオなど、ここまで連戦が続いていた。それでも「帰国して合宿に入り、トレーニングがしっかり積めたので、それだけですごく元気になった。疲労度も抜けてきた」と順調な仕上がり。「心と身体の余裕や元気度は上がってきている。万全の状態で臨めると思う」。

中国への雪辱を胸に、エースがアジアの頂点を狙う。

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