人民元紙幣の菌含有量は2番目に多かった香港とカンボジアより16万個も多い数字だった。多くの国がきれいな通貨・紙幣を使用しているが、中国の多くの地域では、破棄されるべき損傷が激しい紙幣が流通している。
紙幣の菌含有量は地域の気候とも関係している。気候は細菌の生存条件にも影響する。広州と重慶の人民元は北京よりはるかに汚れていたが、広州と重慶は年中高温で蒸し暑いが、北京は乾燥していて気温が低いためだ。
同じ地域の同じ紙幣でも、季節によって細菌の数は異なった。夏は高温で蒸し暑く菌が残りやすいうえに、人体からの汗と皮脂の分泌が多く菌がつきやすいことから、菌含有量も多いという。(編集担当:米原裕子)