男子フィギュア金メダリストであるヴィクトール・ペトレンコは17日、キム・ヨナのフリースケートの練習を視察した後、ロシア代表のユリア・リプニツカヤと比較。キム・ヨナが優位であると評した。
複数の韓国メディアが報じた。

 ヴィクトール・ペトレンコはウクライナ出身の男性フィギュアスケート選手で、1992年の冬季五輪アルベールビル大会で金メダルを獲得。現在は国際スケート連盟公認技術審判員を務める。

 ペトレンコはキム・ヨナの練習を見て「最高のコンディションにあるようだ」とし、「教科書」と称されるジャンプについても「いつもながらパワフルだ」と評価した。

 また、「特にジャンプが印象的だった。キム・ヨナは、まるで男性のように滑走する。女性がこのようなジャンプをするのは非常に珍しい」と賞賛を続けた。

 続いてリプニツカヤとキム・ヨナを比較して、キム・ヨナのジャンプは次元が違うと説明。ペトレンコは「リプニツカヤのジャンプはキム・ヨナと比較できない。15歳だからだ。おそらく時間が経てばそれだけ成長するかもしれないが、今のところまだ体力的に不十分だ」と述べた。

 キム・ヨナは同日、ソチの練習リンクでフリーのプログラムである「アディオス・ノニーノ」に合わせ、指定された7つのジャンプを順調にこなした。


 演技を終えたキム・ヨナは取材陣など200人余りの観衆から拍手喝采を受け、自身も満足だったのかにっこりとほほ笑んだという。

 フリースケートも90%以上の完成度を見せ、「美しい仕上がり」のための準備を終えたと伝えられている。(編集担当:李信恵)(イメージ写真提供:(C)Olga Besnard/123RF.COM。写真は2009年10月、フランスのパリで開催されたエリック・ボンパール杯)


【関連記事】
韓国TV局、浅田への「偏向発言」に韓国国内から批判の声=中国
中国ネット上に、羽生への称賛と「日本人の見方が変わった」の声
「羽生結弦の金メダルは浅田真央にとって不利?」で中国ネットユーザーが議論
キム・ヨナの滑走順に韓国メディアが不安視する「圧縮採点と氷のコンディション」=中国報道
「銀盤の女王」キム・ヨナに死角はない、史上3人目の五輪連覇を狙う=韓国
編集部おすすめ