ベースのマサは「毒舌家」とされている。しかし、そんなマサが後輩歌手の林宥嘉(リン・ヨウヂア)の「心からの苦しみ」を救っていたことが分かった。
台湾メディアの今日新聞が21日付で紹介したのは、林宥嘉が兵役終了後に取り組んだアルバム制作だ。台湾には徴兵制がある。林は2014年8月13日から15年月22日まで服役した。といっても、一般的な軍務に就いたのではなく、各部隊を巡って慰問公演を行っていたという。
台湾の芸能人にとって、徴兵期間はキツい時期だ。「ファンに忘れられてしまうかも」との恐怖がつきまとう。しかし今日新聞によると、林は「徴兵期間中に創造エネルギーを爆発」させたという。自ら初めてとなる映画主題歌の歌詞も書いた。
除隊後に行った新曲「如果我変成一首歌(もしも歌になれるなら)」の吹き込みでは、マサとデュエットをすることになった。
録音スタジオで、林はプレッシャーに押しつぶされていたという。
そんな林にマサがひと言「あんた、考え過ぎだよ」と言ったという。この突き放すようなたった一言で、林は心の苦しさがすべて吹き飛んだという。
林によると、それまでは歌うとき「どうやって上手に歌おうか」とばかり考えた。しかしその後は、「歌の情感をどう把握しようか。歌詞に込められた物語を、どのように聴き手に伝えようかと、単純な技術論ではなく、技術と気持ちの結合を心掛けるようになったという。
毒舌で有名なマサだが、「こいつはギャフンと言わせてやろう」という場合には「寸鉄人を指す」言い方を、「助けてやろう」と思った場合には、相手が最も必要とする言葉ということで、短いフレーズによる言語能力が「ピカイチ」ということかもしれない。(編集担当:如月隼人)(写真は編集部撮影。Maydayマサ)
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