『健忘村』は現在、台湾南部の屏東県での撮影が進行しているという。陳によると、自分の周辺で「忘れっぽい」人の起こした騒動がとても面白く、作品化を考えたという。もしも映画として支持され、興行成績がよかったら『健忘村』3部作にしたいほど、ネタは尽きないという。
ギャグをちりばめながらも、決して上品さは失わず、見終わって幸せな気分にさせてくれる陳監督の手腕に、また期待できそうだ。
陳監督は、ヒロインのスー・チーについて改めて「とてもよい人」と痛感したと説明。撮影中の一時期、陳監督の胃の調子が悪くなった。するとスー・チーはアシスタントらを出かけて、毎日調合の違う現地に伝わる伝統薬を調達してくれた。まるで「仙女」のようだったという。
ある日、スー・チーはミッキー・マウスとミニー・マウスの人形を持って来た。「縁起物だから」陳監督にプレゼントするという。「はて? どうしてネズミが縁起物なのだろう」と思ったが、要するにスー・チーが今年を「ネズミ年」と思い込んでいたと分かった。
まるで『健忘村』の台本も顔負けの「大ボケ」ぶりだが、スー・チーの性格の可愛さと人柄のよさは輝いているという。とにかく人と争いをせず、おっとりとした性格で、スタッフも皆、彼女が大好きになった。
唯一のわがままは焼き肉が大好きで、毎日のように食べたがるという。仕事が終われば食べられるように手配しているが、スー・チー自身がスケジュールの問題で、「焼肉タイム」にその場にいられないこともある。そんな時には決まって、次の日になり残念がって「今からでもいいから、食べた~い」と言い出す。
とは言っても、周囲を困らすほどではなく「だれも相手にしないけど、大丈夫ですよ」ということだそうだ。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:CNSPHOTO)
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