記事は、中国の若者が「日本に対して非常に強い興味」を持っており、この興味は「欧米に対する興味より強いようだ」と紹介。その理由について中国のネットユーザーに意見を求めている。
これに対して、最も賛同を集めたネットユーザーの意見は、単なる興味ではなく、「日本文化を学習と成長の素材としているから」というものだった。日本文化は中国の若者の世界観、価値観、人生観の一部になってさえいるのだという。
また、中国が失ってしまった儒学や、韓国では残らなかった漢字も大切にしていることが中国人の好感度を上げていること、文学、映画、音楽、アニメ、ファッションといったソフトパワーでも中国を先行していると指摘し、こうした点が「中国の若者が日本文化に強い興味を示す」要因につながっているとした。
別のユーザーは中国人の日本に対する好感度について年代別に分析。反日感情については若い世代のほうが薄いに違いないが、日本や日本文化が好きなのは、若者よりむしろ40代、50代であると主張。1960年代以降に生まれた世代は中国政府による反日教育の影響を受けているものの「心の底から日本を憎んではいない」としたほか、また70年代生まれの世代は日本のアニメや家電に囲まれて育った世代で、むしろに日本に対する感情は強いとした。
日本では中国の日本に対するネガティブな言動ばかりが強調されがちだが、実は日本人が考えている以上に日本に興味を持つ人も少なくない。特に近年は中国の若い世代を中心に日本を客観的に知ろうという「知日」という動きが広まりつつあるのが現状で、記事が「中国の若者が日本文化に強い興味を示している」と伝えているのは決して嘘ではないのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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