北京や上海などの都市部では、たこ焼きを販売する店も存在し、また、よく売れているようだが、中国メディアの今日頭条が18日付で掲載した記事は、たこ焼きについて「日本国粋の一品料理」であるとしたうえで、中国人の間でたこ焼きが流行している原因について説明している。
記事は、日本発の料理としては、寿司、ラーメンなどに続いて「たこ焼き」が中国で新たに歓迎されていると紹介。「このような簡単な一品料理が中国において巨大なビジネスとなっている」と驚きを示した。では、たこ焼きが中国人に歓迎されているのはなぜだろうか。
この理由について、まず第一にたこ焼きはその場で作る料理であるゆえに「新鮮」であり、「作りたてを味わえるため美味しい」という点を指摘。また、さまざまなトッピングがたこ焼きが持つ本来の味を引き立て、「何度食べても食べ飽きない」と感じさせるのだと称賛した。
また第二に、たこ焼きの出店を開店させるうえでは極めて少額の投資で事業を始めることができるとし、投資額が少なく、リスクが小さいというメリットは多くの中国人がたこ焼き店で起業する大きな助けになっているという見方を示した。
たこ焼き以外にも、中国人にも意外と好まれる一品料理としては「焼き餃子」が挙げられる。餃子は中国の料理だが、中国では餃子は茹でるか、蒸すかして食べるのが一般的であり、日本料理店などで焼き餃子を食べ、その美味しさに改めて気づくという中国人も少なくない。たこ焼き以外にも、日本には「中国人にまだ知られていないが、中国で大きなビジネスになる可能性を秘めた一品料理」が眠っているかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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