豚肉の消費が多い中国では牛肉食は日本ほどメジャーではないと言えるだろう。牛肉というと、牛肉麺や中国に多いサラダバー付きのステーキ店などが多く、日本人の牛肉へのこだわりには驚くようだ。
日本も伝統的に牛は役牛としての役割が主で、牛肉が食用にされるようになったのはそれほど昔のことではない。しかし、高品質を目指して交配した結果、いまでは神戸・松阪・近江の3大ブランドを中心に、霜降りが特徴の和牛は世界的な知名度と高い評価を得るに至った。
記事によると、中国人にとって日本人の牛肉の質へのこだわりは「極端」なほどに感じるようだ。ブランドで分けるにとどまらず、「牛脂肪交雑基準」は霜降りの入り方で12ランクに分けられ、ほかにも脂肪の色を評価する「牛脂肪色基準」、牛肉の色を評価する「牛肉色基準」など、細かな格付けがあると紹介した。
またそのこだわりは、調理のバラエティが豊かなことにも表れているという。記事は、日本に来たらどんな店でどんな牛肉料理が楽しめるかを紹介。まずは焼き肉専門店で「焼き肉」を食べることを勧めた。部位ごと、肉の大きさ、厚みで細かく分けられ、おすすめの焼き時間まで紹介している店もあると伝え、日本人のこだわりぶりを経験してみるのも良いと勧めた。
また、「牛刺し」、「すき焼き」、「しゃぶしゃぶ」、「鉄板焼き」など日本の牛肉料理は種類が多く、それぞれに雰囲気のあるおすすめの店もあり、「肉が好きな人は毎日食べても飽きない」と絶賛したが、ただ「価格」には注意するように促した。
食生活の西洋化が進む中国では、近年食にも変化がみられている。訪日経験者の増加で、和牛を堪能したことのある中国人も増えており、中国にも和牛が広まっていくかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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