中国では「農村の生活は貧しく、都市部は富裕層が集まり、人びとは豊かで生活水準も高い」というのが一般的な認識であることを指摘する一方で、日本は決して同じではないと指摘。そして、1970年代における日本の高度経済成長期を振り返り、都市部での労働力のニーズが高まったものの「政府が農業人口の流失を懸念して優遇政策を打ち出し、農業の補助を積極的に行うようになったことで、中国のような経済格差は生じなかったと説明した。
中国では「農民工」と呼ばれる農村出身の出稼ぎ労働者が都市部に流出し、農村の過疎化が進むという状況が見られているが、日本では農村部でも例外なく電気、水道、ガスといった生活インフラが整備されているので、都市部と比較すると、「むしろ農村の方が自然環境が良く、土地があり、豊かな生活が送れる」と主張した。
また、子どもたちの教育面でも、「たとえ10人程の生徒しかいなくても小学校には体育館、プール、図書館、科学実験室などの施設があり、高い水準の教育が受けられる」と紹介。社会福祉の点でも地域の格差はなく、日本では都市部と農村部の格差は「中国のように大きくなく、むしろ、農村部の方が豊かな暮らしができる」と驚きを示した。
中国の農村部では環境においても各種インフラにおいても、都市部との差は依然として大きい。それゆえ日本の農村部の生活は中国人の概念を大きく覆し、驚きを与えたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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