中国メディア・東方網は2日、日本文化を代表する3つの「道」について紹介する記事を掲載した。3つの「道」とはすなわち、茶道、華道、書道である。


 まず、茶道については「客人に茶をもてなす、儀式化された行為。茶を味わうことを主眼として発展してきた文化という点は他の東アジアにおける茶の儀式と同じだが、その内容と形式が異なる。中国から入った日本の茶道は、日常の生活行為と宗教、哲学、倫理、美学を融合させ、総合的な文化芸術活動にまで昇華された。物質的な享受に留まらず、礼儀作法を学ぶことによって人格や審美眼、道徳観念を養うのだ」と説明した。

 続いては華道についてだ。「中国の隋・唐の時代に起源を持ち、日本に伝わると時代や地理環境、国情に合わせて形を変え、現在の規模にまで発展、女子教育の重要な一部とされてきた。相次いで様々な流派が生まれ、それぞれ異なる特色や規模を持っているが、天・地・人の調和を目指すという基本線はどの流派も同じである。この思想は、華道の仁義、礼儀、言動、生け花の技術、色彩、境地に貫かれている」と伝えた。

 そして、最後に書道について言及。「古くは入木道、筆道と称されていたが、江戸時代に『書道』と呼ばれるようになった。古くは中国から仏教が伝わったころ、日本では毛筆で漢字の経文を写し取ることが盛んに行われ、これに伴って書道も発展した。聖徳太子による『法華義疏』は中国の六朝風の書体で書かれており、天台宗の始祖である最澄は中国から帰国した際に王羲之の作品を持ち帰り、日本でその書法を普及させた」と紹介している。


 いずれの「道」も、古代中国で生まれた文化や芸術が渡来人や遣唐使などによって日本に持ち込まれ、独自の発展を成し遂げて現在に至っている。今後も伝統を守り続ける一方で、さらに進化を遂げていくことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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