記事は、日本の「東京」については多くの中国人が知っているが、以前は「江戸」と呼ばれていたと紹介。1868年に現在の「東京」へと名を変え、今日に至っていると伝える一方、実は中国にかもかつて「東京」と呼ぶべき都市があったと紹介した。
もともと中国語の「京」という字は「京城(首都)」という意味があり、紀元前206年に誕生した前漢(西漢)は陝西省長安市が首都であったため、当時の長安は「西京」と呼んで差し支えない都市だったと主張。そして、後漢(東漢)時代の都が置かれていた現在の湖南省洛陽は「東京」と言えると論じた。
では、かつての中国人が実際に長安や洛陽を「西京」、「東京」と呼ばなかったのはなぜなのだろうか。記事は、古代の中国人は方角を重視していて、特に「北」と「南」を大切にしていたと指摘、宮殿や皇帝が座る際の向きはすべて「南」を向いていて、「東」と「西」は決して良い方角と見なされていなかったためだと主張、それゆえ首都を意味する「京」という言葉に「東」と「西」の言葉を組み合わせることがなかったと主張した。
日本の「東京」の名称の由来は諸説あるものの、現在の中国に「東京」と呼ばれる地名がなくて良かったかもしれない。もし、中国にも「東京」があれば少なからず混乱を招くことになっただろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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