記事はまず、「世界で最も混雑する地下鉄の駅」というと、多くの中国人はパリを思い浮かべると紹介。実際パリは世界に先駆けて地下鉄を建設した、歴史ある駅であることは知られており、乗降者数でも上位にある。日本地下鉄協会によると、パリ万博の開催に合わせてパリ駅が開業したのは1900年だ。日本も上野ー浅草間の地下鉄が1927年に開業しているが、パリのほうが早く開業していることになる。ちなみに、中国の北京では1969年、上海では1993年の開業で、ずっと遅いといえるだろう。
このように、地下鉄というとパリというイメージが強いものの、記事は「世界的に最も混む地下鉄の駅は日本にある」と紹介。それは「新宿駅」で、「1日に400万人が利用し、出入口は約200もある」と伝えている。記事は、新宿に地下鉄が建設されてから、新宿周辺は経済が発展し、自然と日本中から人が集まったと紹介した。
新宿駅の利用者数は際立って多いとはいえ、実際のところ、2018年に発表された世界の駅の乗降客数ランキングによると、1位の新宿駅をはじめとして上位23位まで日本の駅が占めており、24位にようやくパリがランクインしている。駅の乗降者数では、東京を中心とした日本の駅がダントツに多いといえる。
これだけの混雑ながら、それを感じさせないほど静かな日本の地下鉄利用者はマナーが高いと言えるだろう。
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